月別アーカイブ: 2006年3月

「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎

「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎

ちょっと特殊な能力(嘘を見破る、時間を正確に刻めるなど)を持っている主人公たち4人組が、
いつもどおり、銀行強盗をするものの、邪魔が入りトラブルに巻き込まれます。
ストーリは、ややスリリングな感じでかつテンポ良く進んでいきます。
登場人物たちの掛け合いもなかなか面白く、楽しく読めました。

登場人物の能力が、ちょっと個性が強すぎるぐらいに強力なのと、
ストーリを知ってしまった2回目以降も同じように読めるかな?
という心配がありますが、結構楽しい本でした。ほかの著書も探してみよう。

「詩歌の待ち伏せ1」北村薫

「詩歌の待ち伏せ1」北村薫

北村薫の本ということで、買ってしまいました。
タイトルのように、詩の本です。著者が出会った詩と、
それに関するエピソードや、解釈が短く書かれています。

ちょっと、詩はわからないなぁと思っていましたが、
そんなことなく、じっくり読めました。なんだか、知識が深くなった気にもなれます。

それはそうと、この中には北村氏の悪意に関する態度、考え方が現れている部分があります。
小さく潜んでいる悪意に気がつくこと、そういうものに対する強い嫌悪感。
みんなが、こういう心に気がつけば、もっと気持ちがいい世界になるんだろうな。
と感じます。

apache更新

apacheのバージョンがあがっていたので、
2.2にしてみました。

apacheは拾ってきて展開後

./configure –enable-so
make
make install

バージョンアップ後PHPが動かなくなったので
(modphp4を有効にしていると、httpdが立ち上がらない。)
phpも拾ってくる。バージョンは、4.4.2。例のごとく展開後

./configure –with-apxs2=/usr/local/apache2/bin/apxs
make
make install

自分で、moduleにコピーしたりしなくてもmodphpが新しくなりました。
これで、元のように、apacheがphp使えるようになりました。

変な鉄塔

うちの近所、最寄り駅のそばに変な鉄塔ができました。
なんだか、あっという間にできてしまった。
鉄塔-下から見た図

鉄塔の足元まで行ってみるとフェンスにプレートがありました。
ボーダフォンの基地局のようです。

足元はこんな感じ

交通博物館へ行ってきました

もうすぐ無くなってしまう、秋葉原の交通博物館へ行ってきました。
ずいぶん昔に行ったことあるはずなんですが、正直覚えてませんでした。

入り口はこんな感じ。
暗くなったので、ヘッドライトがついてます。
雨も降ってるの

1階は、鉄道のフロアになってます。
このでっかい機関車と、パノラマモデルが目玉でしょうか。
レールのコーナーには、人がいませんでした。
2階から見た図

客車の座席の変遷コーナーは
展示物の座席に、疲れた人が座っていました。

ところで、航空機のフロアにあったのですが、
日本で最初に航空機事故を起こした機体だそうです。

1913年 日本最初の航空事故を起したプレリオ機

この写真を撮った時には、思いもよらなかったでしょうね。
意外なかたちでの歴史の一ページです。

「たったひとつの冴えたやりかた」J・ティプトリー・ジュニア

「たったひとつの冴えたやりかた」J・ティプトリー・ジュニア

とりあえず、タイトルにひきつけられます。
原題は、THE STARRY RIFT のようなので、
このタイトルは、訳者がつけたのでしょうか?
#中篇の原題が The Only Neat Thing To Do なので
#そこからとったみたいですね。

この「やりかた」ってのが、何なのかというのは中を読んでのお楽しみです。

人間が宇宙へ進出して、異文化ともかなり交流している時代。
宇宙を舞台にした、3篇の中篇が収められてますが、この中篇自体が、小説内小説という形になる
構成になっていて、小説の中の世界観をリアルに感じることができます。
この、小説自体の構成もそうですが、
主人公の1人称から、主人公の記録を聞いている形への場面転換のうまさなど、
読者の視点と気持ちの誘導がうまいなと思います。

訳文がとても読みやすいので、海外作品でもスムーズに読むことができました。
内容も面白く、かなり、おすすめ。

続、玄箱でKDE

前回、調子悪いながらも動いたKDEですが、設定でちょっとましになりました。

まず、cygwinのXをマルチウィンドウでなくします。
Cygwinのディレクトリツリーの中、
/usr/X11R6/bin/startx
をテキストエディタで開き、
defaultserverargs=”-multiwindow -clipboard”
の-multiwindowを削除します。

このことで、ひとつのでっかいウィンドウの中で、X-Windowが動き、
Windowsのタイトルバーも付かなくなります。

この状態で、startkdeだと、ちゃんとスプラッシュウィンドウが消えますし、
動作も心持、よくなった気がします。

もう一点は、日本語化。
といっても。
kde-i18n-ja-3.5.1を導入するだけです。
./configure
make
su
make install
ですぐ終わります。
最後に、コントロールセンターから、japaneseを選択してください。

いい感じになってきたKDE

玄箱 KDE起動!

だめもとで、/tmp/.ICE-unix
を削除して再び
$startkde
おっこちるので、
$su
#chown root /tmp/.ICE-unix
#cd .ICE-unix
#chown root ./*

とむりやり、所有をrootに。
パーミッションは、最初からdrwxrwxrwxになってました。

ふたたび一般ユーザで
startkdeをすると、なぜか起動してきました。
KDE起動した!

起動時のスプラッシュが途中で止まって消えません。邪魔。
予想通り、むちゃくちゃ重いです。
あと、cygwinのタイトルバーが邪魔で変なことに。

でも、とりあえず動いてよかった。
これで、何しようかな。