「絶対音感」 最相 葉月
新書版が発売された当時は、ブームになった本。
いつのまにか文庫になっていたのを見つけたので読んで見ました。
絶対音感とは何か、ということを求めて取材した結果のノンフィクションです。
絶対音感を持っている人への取材を通して、持っている人の世界にちかづいていきます。
絶対音感の利点、つけ方、陰の面などに取材で迫って行きます。
普段は見えにくい音楽の世界が見えてきます。
絶対音感に関してはもちろん興味深い内容だったのですが、
個人的には、音楽の常識的(と思われる)内容が説明されていることが
自分の音楽の知らなさに光を当ててくれたようで、良かったです。
知らない世界を開くということで、結構面白い一冊です。