月別アーカイブ: 2006年4月

プラド美術館展と国会図書館

今日は会社を休んで、お出かけしてきました。
毎度毎度の上野公園です。
都美術館入り口

都美術館で開催中のプラド美術館展を見てきました。
いつも、良くわからない上に、今回は予備知識0で行ったのでさらにわからないが、
見ていると、昔に想いを馳せられるような、いい気持ちになるので、きっと良かったのだと思う。

上野のお山からは、1時間半ぐらいで撤収して、次は
地下鉄
永田町です。政治家と官僚がいっぱい居る筈の街です。
もちろん、そんな人がうろうろしている筈も無くいたのはおまわりさんだけでしたが・・・

この正門は職員用。さすがお役所
今回の目的地、国立国会図書館です。
日本中の発行書籍が全て集まってくるという、素晴しい所です。

利用は18歳以上からで、登録が必要ですが、とりあえず当日入館するだけなら、
新館入り口の機械に、名前、生年月日、住所、電話番号を入力すれば入れます。
本登録は、とりあえず入った後に、カウンターでちょっと手続きすればできます。
無料ですし、郵便複写サービスが受けられるのでお得?かもしれない。
それと、かばん等は持ち込めないので、入り口でコインロッカーに預けます。

で、行ってみた感想なのですが普通の図書館とは違うなと思いました。
基本的に閉架式の図書館なので、いろいろ見るためにはパソコンで検索して
カウンターでお願いする必要があります。そのため、棚をぶらぶらして本と偶然出会う、
というのが難しい状況です。
 そのかわり、普通ではなさそうなものが閲覧、コピーできますので、
見たいものが絞れている場合には、かなり有効に活用することができると思います。

 また、新聞縮刷版や、一部の本、地図は開架にありますので、
ぶらぶらと一応見て回ることもできます。

正面じゃないはず
隣は国会議事堂です。
帰りに見たのですが、赤外線センサーとテンションセンサが仕掛けてありました。
ちゃんと警備してるのね。

https

自宅サーバに、httpsってのをやってみたいなと思い、
OpenSSLとmod_sslを落としにいこうとしたのだけど、
どっちもページにつながらない・・・

いまだけかなぁ?
http://www.openssl.org/
http://www.modssl.org/
うーん。

「廃墟ホテル」 デイヴィッド・マレル

「廃墟ホテル」 デイヴィッド・マレル 著

都市探検者と呼ばれる、廃墟を探索する人々の恐怖の一夜。
教授一行と、取材の新聞記者がかつての豪華ホテルを探検します。

序盤は探検気分。ちょっと薀蓄があったり、過去への思いをはせるような部分があったり。
先に何が待っているのかという期待も含めて、なかなかわくわくします。

中盤からは、雰囲気が変わって、ホラーとアクションに比重が移されます。
これはこれでいいのですが、場面転換が激しく、舞台が大きいホテルであるにもかかわらず
見取り図は提示されないため、ちょっとわかりにくかったかなと思いました。

全部終わった際の感想としては、映画のようだったかなと思います。
普通な結末であったことも含めて。

意外によかったのは、作者による解説です。
都市探検についての、例や作者の思いが詰まっていて、
短いですが、面白かったです。廃墟探検したら、
こんな気分なのかな?というのを伝えてくれました。

訳書ですが、大体において読みやすいです。
登場人物のやり取りは、海外作品なのだなと思わされます。

高速バス

ひさびさに、うちの近所と東京を結ぶ高速バスに乗りました。
お客さんがへっていて、びっくり。しかし快適。
全盛期は、補助席まで出しても乗り切れないほどでしたが、
現在は、定員の半分程度か。

つくばエクスプレスの開業より、お客さんを取られてしまっているようですが、
眺めがよかったり、ゆったり座れたり、いいところもあるので
無くならないでほしいです。

#電車に比べて、定期がないのと、時間がアバウトなのが弱点かな。

「翼のある子供たち」 ジェイムズ・パターソン

「翼のある子供たち」 ジェイムズ・パターソン 著

アメリカのサスペンス。
タイトルどおり、人間に鳥が混ざった、羽のある子供が出てくるお話。
解説ではメルヘンといっているが、アメリカのアクション映画的な内容でした。

人体実験がテーマの割には、そこの葛藤なんかが書かれていないし。
翼がある設定も、あんまり生かされていないし。
でもなにより、その人体実験してる組織に関して
詳しくわからないので、主人公たちが巻き込まれてどたばたして終わり。
という印象を受けてしまいました。
あと、ラストは車と銃がものを言うあたりもアメリカ的かも。
どんぱちやったり、空飛ぶシーンを再現したりすれば、
たぶん、それなりのアクション映画にはなるんだろうなと思う。
それを、文字で読んでもいまいちだけど。

あんまり、面白くなかった。

「順列都市」 グレッグ・イーガン

「順列都市」(上下巻) グレッグ・イーガン 著

情報科学と、ネットワークが今より発達している時代、
人間をスキャンして、仮想環境で走らせるコピーと呼ばれる
技術がある時代。

始まりは、自分のコピーを作って実験を行っているポール(コピー)の視点から始まります。
ほかに、お金がなくて十分な実行時間が買えないコピーのピーや、
大富豪のコピー、それにコピーとは別の仮想環境「オートヴァース」にはまっている
ソフトウェアデザイナー。それぞれの視点からばらばらに話が進んで行きます。

上巻のほとんどはmそれぞれの求めるものと、同じ世界に集まるまで、
下巻はコピーにとっての新世界と、その崩壊まで。

読んでいて面白い、のですが専門用語?がわかりにくいことがあります。
そして、お話の肝であるのでかけませんが、新世界のキーになるあるアイデアの
理解が難しい。訳は悪くないのですが、著されていることが抽象的なので
その辺がちょっとです。

内容的には面白いです。ライフゲームとかシムシティとかやりたくなる。