「翼のある子供たち」 ジェイムズ・パターソン 著
アメリカのサスペンス。
タイトルどおり、人間に鳥が混ざった、羽のある子供が出てくるお話。
解説ではメルヘンといっているが、アメリカのアクション映画的な内容でした。
人体実験がテーマの割には、そこの葛藤なんかが書かれていないし。
翼がある設定も、あんまり生かされていないし。
でもなにより、その人体実験してる組織に関して
詳しくわからないので、主人公たちが巻き込まれてどたばたして終わり。
という印象を受けてしまいました。
あと、ラストは車と銃がものを言うあたりもアメリカ的かも。
どんぱちやったり、空飛ぶシーンを再現したりすれば、
たぶん、それなりのアクション映画にはなるんだろうなと思う。
それを、文字で読んでもいまいちだけど。
あんまり、面白くなかった。