月別アーカイブ: 2005年3月

「明け方の猫」読了

「明け方の猫」保坂和志 著、を読了

表題作「明け方の猫」と、「揺籃」が収録されていました。
「明け方の猫」は、主人公が猫になった所(ただし夢の中)から始まり、
猫のまま、哲学しています。
作品中で起こることは、猫が考えごとをしながらぶらぶらしているだけ、
ともいえます。
何もおきずに、だらだらとすごして哲学する。といった、内容が
自分は好きなので、良かったのですが哲学している内容が
「プレーンソング」とはちょっと変わっているのかなと思いました。

もうひとつの「揺籃」は、読んでもさっぱり分かりませんでした。
読みすすめているうちに、前提条件がどんどん変化していって、
書いてあることが本当なのか思い込みなのかが、さっぱり分からなくなっていきます。

リナザウ起動せず

ふとC-3000を再起動してみたら、立ち上がってこなくなりました。
症状的には、grepが無限ループして先に進まない状態です。

原因は、内蔵のフラッシュメモリがいっぱいになりファイルが作成できないからでした。
修復は、
D+Bを押しながら電池わきのリセットボタンを押し、メンテナンスモードで起動。
適当にディレクトリを作成して、mount /dev/mtdblock3 /mnt/mtd3のようにマウント。
空き容量を確保してrebootコマンドです。

自分用にメモ

「夏の流れ」読了

「夏の流れ」丸山健二、読了

文章が、あまり抑揚が無いというか、簡潔というか。
こういうのを乾いた文章というのでしょうか?よくわかりません。

内容は、もう何回か読まないと分からないかなという感じがします。
よんで、残る余韻は確かにあるのですが、それがなんだかはっきり見つめられない感じです。
短編集ですし、表題作は読みやすかったので、そのうち再読するかも。

あと、値段がなぜか高いです。文庫なのに1000円以上。けして厚くはありません。

飲み会with泡盛

本日は飲み会でした。@ジョイ
マネージャが、旅行のお土産の泡盛を持ってきてくれたので
皆さんべろべろ。
追加で、日本酒1升瓶頼んじゃう辺りが、
だいぶおかしいと思います。
私もべろべろ。もう寝ます。

SL-C3000に無線カードを食べさせる

自宅についてもAirH”て言うのは悲しいので、無線LANカードを買うことにしました。
購入したのはGW-CF11Xです。これは、シャープでは動作確認されていないのですが、
有志の方々によってドライバが準備されています。
こちら

ありがたく導入して無線LANの設定をしたら、あっさりつながりました。
これで、sshをしなくても自宅ネットワークに入ることが出来ます。万歳。

続けて、smbmountを使って共有フォルダをmountしてみることにしました。
日本語表示にだいぶはまりましたが、最終的に、
iocharset=utf8,codepage=cp932
でQTopia上で日本語確認できました。
ターミナル上では
iocharset=euc-jp
だといけるようです。

もちろんWeb閲覧なんかも早くて、ハッピーです。

「完璧な病室」読了

「完璧な病室」小川洋子を読みおわり。

短編が3つでした。
裏表紙の紹介文のように、どのお話の雰囲気も透明な感じがするのだけれども、
筋肉、内臓、孤児院、などのキーワードが気になってしまった。

綺麗なだけじゃない普通の人なんだろうけど、それがどうなるわけでもなく
主人公が筋肉にこだわってしまうところなどに、気持ち悪いだけの印象しか
感じることが出来なかった。

評価が高い(芥川賞候補)らしいので、
支持されるものなのでしょうが、
読んで,楽しい、とは思えなかったので、
自分とは合わなかったのかなと思いました。

会社の同期会

本日は、研修2日目、中日。
新入社員でいられる、最後の機会ということも合ってか
同期会が開催されました。

それにしても、こういうことを企画出来る人は本当にすごいと思います。
全体を掌握して、細かいところにも気が付いて。
ぼんやりと生きている自分とは、とっても遠いところにいます。

「センセイの鞄」読了

「センセイの鞄」川上弘美読了。

良かったです。
とくに事件も起こらない毎日が続いていって、
でもクライマックスには、たどり着いてしまう。
もしかして、もしかして、と思ってしまうような書き方で、
予想通りの結末で、でもいい余韻が残りました。

文庫だから、一気に読んでしまってしまったけれど、
連載で、時間をかけてゆっくりと読んでいたら、
もっと、感情移入が出来たのだろうなと思いました。