月別アーカイブ: 2006年2月

GOTH 夜の章、僕の章 乙一

GOTH 夜の章、僕の章 乙一 著

本当は2冊なんだけど、一緒に読み終わったので。

ちょっと推理ものっぽいような、ダークヒーロがやりたいことにだけ活躍する話です。
表向きは普通だけど、猟奇殺人(の犯人とか)なんかが大好きな僕が、
生き埋め大好きなどのちょっと変な相手と、やりあう、けど解決はしない。

ダークな感じが、刺激強くてどんどこ読んでいきました。
ただ、読者のミスリードを誘うようなのは、あんまり好きじゃないな。
それと、ちょっとグロが多い気も。

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 フィリップ・K・ディック

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」 フィリップ・K・ディック

映画「ブレードランナー」の原作ということで、有名な本。
タイトルだけ見るとわけわかりません。表紙裏の原題もこんな感じなので
翻訳でおかしくなったわけではなし。

戦争後の世界は黄昏時で、本物の動物が貴重になっています。
電気羊というのは、文字通り代替のロボットのことです。

あらすじとしては、主人公の賞金稼ぎがアンドロイドを始末していく、だけなのですが
途中にはいろいろあるわけです。

精巧にできたアンドロイドと人間との差、アンドロイドは他者に感情移入ができるのか?

この辺の結論を書いてしまうと、そのままネタばれなのでかけませんが、
SFでありつつ、やや哲学的です。

Let’s note のリカバリ

Let’s note R4を買ったので、使い始める前にリカバリのテストをした。
いろいろやって、壊れちゃったときにも何とかなるってわかってると気が楽だし。

とっても参考になったページは、
http://letsnote.xrea.jp/
ここのリカバリの項目を読むと必要なことは書いてあります。

ということで、ここからは自分のリカバリ実験のメモです。

使ったものは、
USB接続のFD(Dynabookの付属品Y-EDATA製? リカバリ環境のブート用です。)
HDD(外付けケースに入れた2.5HDD リカバリデータを格納します。)

とりあえず、リカバリ領域のバックアップということで、
C:\util\oxp\tools\showRHDD.js
を実行。
リブート後ドライブが見えるようになるので、
適当なところへ、エクスプローラでコピー。
その後、
C:\util\oxp\tools\hideRHDD.js
で隠す。

次に、起動ディスクの作成ですが、
USBのフロッピードライブ(Dynabookの流用 Y-EDATA製)で、フォーマットから作成し、
http://panasonic.co.jp/pcc/products/drive/other/f2h_usb.html
上記から、[usbaspi.sys][usbcd.sys][ramfd.sys]
novaのサイトから
ttp://www.driver.novac.co.jp/driver/hd352u/hd352u_drv.html
[di1000dd.sys]
を手に入れて、config.sysを書き換えます。

DEVICE=A:\RAMFD.SYS
DEVICE=A:\USBASPI.SYS /E
DEVICE=A:\USBCD.SYS /D:MSCD000
DEVICE=A:\di1000dd.sys
を追記。

このフロッピーからブートすると、
USB接続のDVDやHDDがDOSから見られるようになります。
ですから、最初にコピーしたデータを、DVDやHDDに入れてFDでブートすると
そこからリカバリできます。

リカバリを実行するコマンドの肝は
pqimgctr.exe /nrb /rav /mbr=1 /cmd=%RAMDRV%tools\full2kxp.txt /img=%IMGDRV%images\install1.pqi
この1行です。
/nrv /ravはなくても成功したので、
例えばHDDがEドライブになった場合は、

pqimgctr.exe /mbr=1 /cmd=E:\tools\full2kxp.txt /img=E:\images\install1.pqi

と実行すると、Cドライブにリカバリされます。
試していないのですが、先にパーティションを切っておけば、Cドライブ以外に分けることもできるかもしれません。

「ある日、爆弾がおちてきて」 古橋 秀之

「ある日、爆弾がおちてきて」 古橋 秀之 著

7編の短編集で、どれも少し変わったボーイミーツガールもの。
ハッピーだったり、救われなかったり、このあとどうするの?ってのもあっていろいろです。
読後感良好なので、○。

あとがきで、どれもタイムトラベルもののバリエーションと作者が解説していますが・・・
ほかにも、いろいろ細かいところにネタが仕込んであるようです。
Google先生に聞くとわかるかも。

「いちばん初めにあった海」加納朋子

「いちばん初めにあった海」 加納 朋子 著

綺麗にまとまってる、と思ったのが読み終わったときの感想でした。

本の紹介には、傷ついた女性の再生の物語、とあります。
全部読み終わった今としては、なるほどと思えますが、
初めて読む際には、謎の隠し方、構成のうまさに感心するのではないかと思います。

色々あるのですが、書いてしまうと、楽しみを奪ってしまいそうなので、
面白かった、そして、ちょっと悲しい、と思ったことだけ書いておくことにします。
これじゃ何だか分からないですけど。

gccを新しく

玄箱のgccを新しくするべく、試行錯誤していました。

とうしょ、INSTALLディレクトリの中を流し読みして、
$mkdir objdir
$cd objdir
$../configure
$make bootstrap

とやっていましたが、14時間ぐらい延々コンパイルした後に止まってました。
ld unrecognized. option ‘-Wl,-rpath’
といって止まってしまいます。

ここで、HIRAI氏に援助を受け、
最終的には、
config.rpathファイルの
`-Wl,`を`-Wl `(カンマをスペースに置き換えた)
に全置換して、とおりました。
このことがどんな意味をするのか分かりませんが、とりあえず動いてます。

それと、ちょっとオプションをつけて最終的には、
$../configure –with-gnu-as –with-gnu-ld
$make bootstrap > make.log 2>&1
#make install

で成功でした。

DynabookG5 ディスプレイドライバ更新

弟のマシンのドライバ入れ替えに苦労したのでメモ。

Guru3D辺りから、infがいじってあってモバイルビデオチップにもインストールできる
Forcewareを持ってくる。以上!

のはずだったのだけど、なぜかDirectXが動かなくなる。
dynabook.comで配ってるドライバはもちろん動くのだけど、
対応ファンクションが古いのか、ものによってはやたらと重くなる。

そこで両立のために。
1、infいじってあるForcewareを導入(Setup.exe実行で)
2、dynabook.comのドライバを導入。ただし、途中で新しいファイルを
古いファイルで上書きするか聞いてくるので、すべて新しいファイルを残す。
3、そのまま再起動。

これで、DirectXがちゃんと使えてかつ、TV出力なんかも良くなりました。
入れたForcewareは新しいと言いつつ、56.72(細かいところはうろ覚え。)結構古い。

「東京原発」山川 元

「東京原発」山川 元 著

都知事が、「東京に原発を誘致する!」と意気込むところからはじまる、喧喧囂囂の
議論劇+αで秘密のプルトニウム輸送のどたばたです。
一見コメディー(三谷幸喜的)ですが、実際は結構真面目な話がなされています。
特に、原発のやばさについて。
多だ単にお話とだけ見ると、会議ばっかりでちょっと弱いかなーと思います。
過程の話ばかりで事態は進行しない辺りが特に。
原発に関する反対意見を知ると言うところをプラスすると
なかなか良いです。物知りになった気になれます。

で、実際のところはどうなんだろう・・・