「閉ざされた夏」 若竹七海 著
ひさびさの、読書。
ジャンルはミステリーです。
主人公は、文学記念館の学芸員と、ミステリ作家の妹です。
この妹が、安楽椅子探偵のポジションにいるのですが、
何でも、お見通しってわけではなく今の情報を整理し、指摘してくれるような推理なので、
ミステリをあまり謎解きせずに呼んでいる私でも、共感しやすいです。
反面、いろんな方面から新事実が入ってきて、それから考えているため、
ワイドショーを見ているような感覚でもあります。
主人公と、妹は良く喋っているためか、人物をつかみやすいですが
そのほかの人は、ちょっと弱いかなと感じました。特に序盤部分は。
あと、落ちがちょっと気に食わなかったかも。
全体的には読みやすく、なかなか面白かったので、まぁ悪くは無いです。