重松清の「きよしこ」読み終わりました。
「少年」が子供から、おとなになるまでを
ダイジェストに書き綴ってあります。
それぞれの時代事に、それぞれ心に触れてくるような
エピソードがあり、常に家族の様子が描かれつづけていて、
他人の人生を覗き見しているような、そんな読み方をしました。
自分にもあったかもしれない(無かったけど)思い出と青春の日々の
記憶を重ね合わせて読むと、昔懐かしい気持に浸れます。
ストーリーが強く提示されているわけではないので、読む人の経験立場によって、
受け取る印象が変化しそうな本ですが、お勧めです。
いまなら、本屋の新刊コーナーにあります。