今日は、急に気温が上がり、夕立も降るなど突如夏になったような天気だった。
この間は桜が咲いていた風景も、緑が力強くなっていた。
「機長からアナウンス」 内田幹樹
「機長からアナウンス」 内田幹樹
床屋と、病院の待ち時間で読み終わり。
機長として、航空の世界の裏側を教えてくれるエッセイ。
日常と、あまりに違うせいかかなり楽しく読めました。
文章がうまいからってのも大きいと思います。
内容は、多岐にわたっていて、パイロットの日常から、
乗ってきた飛行機の変遷までいろいろです。
世界中にいけて、いいなと思いますが、
なかなかしんどい仕事のようです。
なかなか楽しいのでおすすめ。
「絶対音感」 最相 葉月
「絶対音感」 最相 葉月
新書版が発売された当時は、ブームになった本。
いつのまにか文庫になっていたのを見つけたので読んで見ました。
絶対音感とは何か、ということを求めて取材した結果のノンフィクションです。
絶対音感を持っている人への取材を通して、持っている人の世界にちかづいていきます。
絶対音感の利点、つけ方、陰の面などに取材で迫って行きます。
普段は見えにくい音楽の世界が見えてきます。
絶対音感に関してはもちろん興味深い内容だったのですが、
個人的には、音楽の常識的(と思われる)内容が説明されていることが
自分の音楽の知らなさに光を当ててくれたようで、良かったです。
知らない世界を開くということで、結構面白い一冊です。
「カンバセイション・ピース」保坂 和志
「カンバセイション・ピース」保坂 和志
保坂和志の本なので、文庫になってすぐ買いに行ったのだけれど、
読み終えるまでは、かなり時間がかかってしまった。
「プレーンソング」に、もっと考えることを付加したような小説であり、
じっくりじっくり読んでいたからである。
自分としては前と同様、事件は何もおきないけれど
みんながそれぞれ、暮らしていて考えて日常が過ぎていく。
「プレーンソング」や「季節の記憶」と同様かなと感じました。
が、解説によると、
「プレーンソング」→「季節の記憶」→「カンバセーション・ピース」と
どんどんすごくなっているとのことです。気がつかないので、読み込みが足りないようです。
それと、解説からもう一点気がついたことが。
今まで、保坂 和志の小説は、何もおきないけれど、なんとなく好き。
という認識で、何が好きなのかがわからなかったのですが、
解説にそのことについて答えがありました。
それは、何かを「どのように」書いてあるかということであり、
小説で描写されている「場」、自体のことだということです。
たしかに、映画のような雰囲気を感じてました。
わからないながらも、満足!
屋根修理
父親が屋根修理をするというので、お手伝いです。
2階の窓からでて、はしごをを掛けてめざせてっぺん。
バリバリ上がって、せっせと直してるのはさすが。
ADSLモデム返却
レンタルしていたADSLモデムを返却しました。
NTTから、着払いで送れる封筒とゆうパックの伝票が送付されてきました。
レンタル終了から7日以内に返却してください、って書いてありましたが、
このキットが届いた時点で過ぎてます。
プラド美術館展と国会図書館
今日は会社を休んで、お出かけしてきました。
毎度毎度の上野公園です。
都美術館で開催中のプラド美術館展を見てきました。
いつも、良くわからない上に、今回は予備知識0で行ったのでさらにわからないが、
見ていると、昔に想いを馳せられるような、いい気持ちになるので、きっと良かったのだと思う。
上野のお山からは、1時間半ぐらいで撤収して、次は
永田町です。政治家と官僚がいっぱい居る筈の街です。
もちろん、そんな人がうろうろしている筈も無くいたのはおまわりさんだけでしたが・・・
今回の目的地、国立国会図書館です。
日本中の発行書籍が全て集まってくるという、素晴しい所です。
利用は18歳以上からで、登録が必要ですが、とりあえず当日入館するだけなら、
新館入り口の機械に、名前、生年月日、住所、電話番号を入力すれば入れます。
本登録は、とりあえず入った後に、カウンターでちょっと手続きすればできます。
無料ですし、郵便複写サービスが受けられるのでお得?かもしれない。
それと、かばん等は持ち込めないので、入り口でコインロッカーに預けます。
で、行ってみた感想なのですが普通の図書館とは違うなと思いました。
基本的に閉架式の図書館なので、いろいろ見るためにはパソコンで検索して
カウンターでお願いする必要があります。そのため、棚をぶらぶらして本と偶然出会う、
というのが難しい状況です。
そのかわり、普通ではなさそうなものが閲覧、コピーできますので、
見たいものが絞れている場合には、かなり有効に活用することができると思います。
また、新聞縮刷版や、一部の本、地図は開架にありますので、
ぶらぶらと一応見て回ることもできます。
隣は国会議事堂です。
帰りに見たのですが、赤外線センサーとテンションセンサが仕掛けてありました。
ちゃんと警備してるのね。
ひかり
Bフレッツが開通しました。
ADSLはNTT局舎が遠くて速度が出ていなかったのですが、
今度は、快適。
なにより、雨が降っても切れない!
今までお疲れ様でした。
https
自宅サーバに、httpsってのをやってみたいなと思い、
OpenSSLとmod_sslを落としにいこうとしたのだけど、
どっちもページにつながらない・・・
いまだけかなぁ?
http://www.openssl.org/
http://www.modssl.org/
うーん。
「廃墟ホテル」 デイヴィッド・マレル
「廃墟ホテル」 デイヴィッド・マレル 著
都市探検者と呼ばれる、廃墟を探索する人々の恐怖の一夜。
教授一行と、取材の新聞記者がかつての豪華ホテルを探検します。
序盤は探検気分。ちょっと薀蓄があったり、過去への思いをはせるような部分があったり。
先に何が待っているのかという期待も含めて、なかなかわくわくします。
中盤からは、雰囲気が変わって、ホラーとアクションに比重が移されます。
これはこれでいいのですが、場面転換が激しく、舞台が大きいホテルであるにもかかわらず
見取り図は提示されないため、ちょっとわかりにくかったかなと思いました。
全部終わった際の感想としては、映画のようだったかなと思います。
普通な結末であったことも含めて。
意外によかったのは、作者による解説です。
都市探検についての、例や作者の思いが詰まっていて、
短いですが、面白かったです。廃墟探検したら、
こんな気分なのかな?というのを伝えてくれました。
訳書ですが、大体において読みやすいです。
登場人物のやり取りは、海外作品なのだなと思わされます。